マンションより耐久性が劣る物件が多い

賃貸アパートを借りてから思わぬデメリットに気づいたという人は少なくありません。アパートを選択する人の動機として、マンションより安いことが挙げられます。一方で質素な作りの物件が多く、騒音や振動が激しくなりやすい問題があります。隣の生活音が響くということは、こちらの生活音も隣に伝わっているということです。

一般的に賃貸アパートはマンションより構造がシンプルで、安価な材質が使用されています。それにより地震の被害を受けやすく、倒壊するリスクが高くなるわけです。特にメンテナンスがしっかりと行われていない物件は、土台や外壁・屋根などの老朽化が進んでいる傾向があります。マンションより賃料が安いゆえのデメリットを考慮しておきましょう。

気密性が低い問題点とは

賃貸アパートは気密性が低く、夏は暑くて冬は寒いという物件が少なくありません。つまりは熱気は逃げにくく、冷気は隙間風として侵入してくるわけです。年間を通して快適な室温・湿度に調整しようとすれば、必然的に冷暖房費用が高くなります。寒冷地の賃貸アパートですと、冬場は暖房費用が高額になるので、マンション生活と生活コストがあまり変わらなくなるケースがあります。

気密性が低い物件は、騒音も伝わりやすいです。そのため昼夜逆転の生活をしており、夜間に洗濯機を動かすといった方は注意が必要でしょう。また子ども連れの家庭では、子どもが走り回る騒音が周辺に響き、クレームの原因になることがあります。騒音対策を徹底するなら、アパートよりマンションのほうが適しています。